2019.04.26
デカルコマニーのちょうちょ

『デカルコマニー』という言葉をご存知でしょうか?日本語では『合わせ絵』といい、代表的な絵画技法の一つです。絵の具を塗りつけた紙を二つ折りにする、あるいは別の紙に押し付けることで、塗りつけた絵の具を転写して左右対称の模様を描く技法です。今回の工作は、二つ折りにした紙をちょうちょの形に切り、翅の模様をデカルコマニーで作りました。
デカルコマニーは簡単に取り組めるので、「簡単すぎて興味が持てない」という第一印象を持つ、中学生・高校生のご利用者様がおられました。しかし、実際に取り組んでみると、模様作りにどんどん引き込まれて行かれているのが印象的でした。
 一方で、何度もデカルコマニーに取り組まれるご利用者様もいらっしゃいます。回数を重ねていくうちに、新しい模様や工夫を凝らした模様などが増えて、確実に上達されていることがわかりました。
 デカルコマニー自体は手軽に取り組めるものですが、ご利用者様自身でどんどん深め、自身の持てる力を発揮されているようで、嬉しく思いました。
皆様の作品をつむぎの壁に飾ってみたところ、春を身近に感じさせる、実に鮮やかで生き生きとした空間になりました。ブログでは、数名のご利用者様の作品をご紹介させていただきます。つむぎに訪れた春を、感じていただければ嬉しく思います。
3人分