2019.07.05
『チョコバナナクレープ』

6月のクッキングは、『チョコバナナクレープ』でした。楽しく作れて、しかもおいしいということで、ご利用者様に大好評でした。

ところで、『トンボ』という調理器具をご存知でしょうか?トンボとは、クレープの生地を薄く伸ばすために使用する、T字型の棒のことです。トンボをくるっと回して、クレープ生地を円形にすると、プロのクレープ屋さんになったような気分を楽しめます。

トンボを使うコツは、生地の上をなでるように軽く滑らすことです。生地にトンボを押し付けすぎると、生地がトンボにくっついてしまいます。きれいなクレープを焼くには、適度な力加減を必要とします。トンボを上手に使えることが、今回のクッキングのポイントでした。

クッキングの様子を見ていると、トンボをしっかり使いこなして、お店で売っているクレープに近いくらいの薄さにしているご利用者様がおられました。一方で、トンボに生地がくっついて、クレープに穴が開いてしまったご利用者様もおられました。しかし、あらたに生地を流し込むことで穴はふさがるので、焼き上がりはちゃんとしたクレープになっていました。

トンボを上手に使うのは難しいにも関わらず、一生懸命取り組むご利用者様がたくさんおられました。これからも、楽しみながら手・腕・指の複雑な動きを養える課題を、どんどんご提供して参りたいと思います。2019年6月ブログ

2019.06.14
悪魔のおにぎり

土曜日や、夏休みなどの長期休暇では、昼食に、お弁当、パン、カップラーメン等好きな食べ物をご持参いただいています。昼食時の話題は「うちのお母さんの料理はすごくおいしい」や「今日は自分で作った」というお話はもちろん、コンビニ弁当やカップラーメンの新作の話はすぐに話題に上がります。この半年では、ローソンの「悪魔のおにぎり」がよく話題に上がりました。ちなみに、『悪魔のおにぎり』は、「おいしすぎてついつい食べ過ぎてしまう」「やみつきになる」ということから名付けられたそうです。
あまりにもパンチの効いたネーミングにご利用者様はすぐに興味を持たれ、毎回必ず誰かが持参し話題になっていました。

『悪魔のおにぎり』の話題があまりに盛り上がったので、クッキングでも作ってみようということになりました。クッキング当日まで、ご利用者様同士でも「売ってるものが、作れるんかな?」「うれしい、楽しみや」と話される姿をよく見かけました。
待ちに待って迎えた当日、『量る→混ぜる→にぎる』の3工程だけが書かれた指示書を見て、工程の少なさにびっくりされるご利用者様が多かったのですが、おにぎりと言うなじみのある食べ物という事もあり、指示書を見ながら自分の力だけで作ることができていました。
完成すると、「ローソンのほうがおいしいか?自分が作ったほうがおいしいか?」という話題もよく出てきました。そしてなにより、〝コンビニで売ってるものが自分で作れるんだ!〟という驚きを感じていただけたようです。クッキングからコミュニケーションが広がり、さらに食への興味・関心へとつながることができれば、とても嬉しく思います。

発達サポートセンターつむぎのクッキングでは、基本的に18歳以降にご利用者様自身が自活できるように考え、簡単においしくできるメニューもクッキングに取り入れています。
今回は、『量る→混ぜる→にぎる』の3工程の「おいしい簡単メニュー」ですので是非お家でも作ってみてください。

①  具材を量る
ごはん   80g 
めんつゆ  中さじ1
ごまあぶら 豆さじ1
てんかす  小さじ1
あおのり  豆さじ1
あおねぎ  2本

② まぜる

③ ラップにのせにぎる

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2019.04.26
デカルコマニーのちょうちょ

『デカルコマニー』という言葉をご存知でしょうか?日本語では『合わせ絵』といい、代表的な絵画技法の一つです。絵の具を塗りつけた紙を二つ折りにする、あるいは別の紙に押し付けることで、塗りつけた絵の具を転写して左右対称の模様を描く技法です。今回の工作は、二つ折りにした紙をちょうちょの形に切り、翅の模様をデカルコマニーで作りました。
デカルコマニーは簡単に取り組めるので、「簡単すぎて興味が持てない」という第一印象を持つ、中学生・高校生のご利用者様がおられました。しかし、実際に取り組んでみると、模様作りにどんどん引き込まれて行かれているのが印象的でした。
 一方で、何度もデカルコマニーに取り組まれるご利用者様もいらっしゃいます。回数を重ねていくうちに、新しい模様や工夫を凝らした模様などが増えて、確実に上達されていることがわかりました。
 デカルコマニー自体は手軽に取り組めるものですが、ご利用者様自身でどんどん深め、自身の持てる力を発揮されているようで、嬉しく思いました。
皆様の作品をつむぎの壁に飾ってみたところ、春を身近に感じさせる、実に鮮やかで生き生きとした空間になりました。ブログでは、数名のご利用者様の作品をご紹介させていただきます。つむぎに訪れた春を、感じていただければ嬉しく思います。
3人分

2019.04.01
毛糸のお花

3月の工作は、『毛糸のお花』でした。毛糸を巻いて、巻いた毛糸の真ん中をしばって形を整えると、まるで春に咲く花のような、小さくてかわいらしい毛糸の花弁ができます。それを茎に見立てたストローにさすと、『毛糸のお花』のできあがりです。

『毛糸のお花』を作る準備として、約3メートルの毛糸を、糸巻きに巻きつけるのですが、それを見ていたご利用者様が思いのほかに興味を示されて、「自分たちもやりたい」といって取り組んでくださいました。毛糸をくるくると巻く動きには、ある種の気持ち良さがあるようで、テンポ良くたくさん作ってくださいました。

準備の段階からご利用者様に参加していただけて、大変嬉しく思いました。このお花がそれぞれのご家庭で、きれいに咲いていたら嬉しいです。
おはな

2019.03.04
のぼり人形

今月の工作は、“のぼり人形”を作りました。ひもを引っ張ると、ひもに付けられた紙に描かれたイラストが、する2019年02月ブログ画像すると昇っていく仕組みのおもちゃです。

イラストは、ご自由に描いていただきました。お気に入りのキャラクターや、サルやゴリラなど、さまざまなイラストを描いておられました。

なかでも、ゲームキャラクターの“マリオ”を描いていたご利用者様の作品は、ひもを引っ張ると、マリオがものすごい高さをジャンプしているかのように見えるものでした。のぼり人形の特徴を活かした、アイディアの利いた作品に、スタッフ一同うならされました。

利用者様ご自身がお持ちの発想力や、能力を発揮していただけるような工作の課題を、これからもご用意できるよう頑張っていきたいと思います。

2019.02.25
マカロニ工作

今回は『身近な材料で自由に発想し表現する事』をねらいに取り組んで頂きました。
なかなかイメージがわかずに進められないご利用者様もおられますので、作品の見本を置
いていると、パスタを見るなり、「食べ物をこんなんに使ったらあかん。食べ物を粗末に
したらあかん」と訴えられるご利用者様もおられました。そのやり取りをお聞きし、各ご
家庭におかれ常日頃から食育についてのお話をされておられるのだなと改めて感じさせら
れました。そういえば、つむぎの工作で食べ物を使用したことは、はじめてでした。
さて、数種類のパスタを用い、組み合わせや配置を工夫して紙皿に飾り付けを行いました

見本やお友達の作品を見て、模倣したりアレンジを加えるご利用者さまや、何を作ろうか
・・と考えながらもパスタを配置するうちに、アイデアが浮かび思いのままに表現できる
ご利用者様もおられるなど様々でしたが、なんとかそれぞれの作品を完成させておられま
した。
とても個性豊かな作品が多く、嬉しい限りです。
感性を働かせ表現する喜びを味わっていただけていたら嬉しいです。IMG_8520

2019.02.02
『マカロニきなこ』

1月のクッキングは、『マカロニきなこ』を作りました。素朴でやさしい味わいで、学年を問わず、ご利用者様たちに好評でした。作り方は、とっても簡単です。

 

~『マカロニきなこ』の作り方~

 

  1. 計量スプーン10g分のきなこと、スティックシュガー1本(3g)を混ぜる。
  2. マカロニ15gを90秒ゆでる。
  3. きなことマカロニを混ぜる。2019年01月ブログ画像

 

たったこれだけです!

 

作り方が簡単なため、すべての工程をご自身でやり遂げるご利用者様がたくさんおられました。自分一人で取り組むご利用者様の顔は、嬉しそうでもあり、誇らしげにも見えました。

「自分でできた!」という体験は、ご利用者様の自信につながります。この自信は、ご利用者様が自立する際にとても大切です。

簡単なことから取り組むことで、「やればできる」という自信を積み上げ、自立する際の心の支えにしてもらいたいと思います。

2018.11.28
ドーンじゃんけんから家づくりに発展!?

11月ブログ画像つむぎでは、夏休みや冬休みなどの長期休暇や、利用者様の様子を見て、集団遊びを行うことがあります。11月のある日のつむぎでは、「椅子取りゲーム」、「なんでもバスケット」、「ドーンじゃんけん」などのゲームをして、みんなで盛り上がりました。
集団遊びが終わり、一人の利用者様が、「ドーンじゃんけん」で使用したジョイントマットを見て、これらを組み合わせて何かを作りたいと言われました。そこから、ジョイントマットを使った「家づくり」が始まりました。
最初は、一人の利用者様だけで家づくりをされていました。最初から最後まで、一人だけで一人用の家を完成させました。そして、自分で作ったその家に“住んで”おられました。
すると、その様子を見ていた他の利用者様たちも、家づくりをしたくなったようで、もう一つの「家づくり」が始まりました。後から家づくりを始めた数名の利用者様たちは、みんなで大きな家を作っておられました。
大きな家を作った利用者様たちは、一人で家を作った利用者様の家にも興味を示して、相手の家に「お宅訪問」されていました。一人用の家の利用者様は、お宅訪問に来たお客様をこころよく迎え入れていました。
「ドーンじゃんけん」のために使用したジョイントマットから、「家づくり」のような遊びに発展するとは、指導員はまったく想定していませんでした。
自分の力で新しいものを作り出す発想力や、お互いの個性を認められる柔軟性を、大人になっても忘れずに持ち続けて欲しいなと思います。

2018.10.29
つむぎのハロウィン

10月のイベントといえば“ハロウィン”。という風潮は、日本でも定番になりつつあります。つむぎでも、クッキングはスイートパンプキン、工作はかぼちゃのバスケット、壁面にはジャック・オ・ランタンなど、かぼちゃ一色です。こどもたちのお部屋は、オレンジ色で明るい雰囲気に包まれています。

なかでも、今月の工作「かぼちゃのバスケット」ですが、実は利用者様のご提案から実現したものなんです。

以前、利用者様が、ある所でのハロウィンパーティーでかぼちゃのバスケットを作って、たいへん楽しかったという話をしてくださいました。そして、「つむぎの工作でもやってみたら楽しいんじゃないかなあ?」と提案してくださいました。そして、ついに今月、つむぎの工作で実現したのです。

期待通り、工作はご好評いただくことができました。特に、バスケットに目と鼻と口をつける作業が、たいへん盛り上がりました。それぞれの利用者様の個性が、バスケットの顔に表れていました。

「つむぎでこんなことをすると楽しいんじゃないかなあ?」という利用者様からのご提案は、つむぎへの親しみを感じていただいているように思えて、非常に嬉しく思います。10月ブログ画像

2018.09.28
「ある日のおわりの会で…」

土曜日のつむぎのおわりの会では、たとえば、「今日のつむぎで楽しかったこと」などといったお題を決めて、利用者様が一人ずつコメントするというプログラムを行っています。

そして、9月のある日のおわりの会のお題は、「運動会について」でした。「100メートル走で一番になりたい!」「ダンスの練習が楽しい!」など、運動会にかける意気込みを聞かせていただくことができました。その一方で、「練習がしんどい」「運動会はあまり好きではない」など、正直な気持ちもちらほら出てきました。

しかし、その話を聞いている利用者様たちは、批判や訂正をすることなく、自然に受け止められていました。素直な気持ちを言える子、その子の話を自然に受け止める子、どちらも素敵だと思います。

運動会は楽しいこともたくさんありますが、練習がしんどいと感じるのも、また事実です。それでも、つらい気持ちを素直に吐き出せると、また頑張ろうと思えることがあります。保護者のみなさまも、そのような経験をされたことがあるのではないでしょうか?

つむぎの利用者様たちは、自分の気持ちを素直に表現すること、そして相手の気持ちを自然に受け止めることを、おわりの会を通じて、体験しながら学んでいます。